毒親育ちに知ってほしい怒りの矛先と手放し

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心理と運命学
怒りという感情は持っていてはいけないのか

怒りという感情について

 

どちらかというと 持っていてはいけない感情と感じていませんか?

 

確かに波動は低いです。

 

でも、低い = 悪 ⇒ 否定せよ という事ではありません。

怒りを感じること自体は決して悪ではないのです。

 

むしろ適切に感じることはとても重要。

怒りという感情がなければ 人は道を自ら切り開くことはできません。

 

何かを大きく変えようという時の起爆剤となるのは この怒りというエネルギー。

 

適切に怒りを感じることは 健康的な人間関係の構築や成功の扉を開くためにとても重要な感性なのです。

 

問題は、そのエネルギーの方向と扱い方・・・・・

怒りの矛先

怒ると体に良くない 怒るのは時間の無駄 怒らない方法  怒りは敵と思え などなど・・・

怒りについて扱った本やことわざを見ると 怒りがいかに自分に不利益を及ぼすのかということがよくわかります。

 

これらはある意味間違いではありません。

 

体に怒りのエネルギーが過剰にとどまると痛みとして声をあげたり

怒りという感情に長くとらわれていると 気の流れが悪くなるので 運気も下がります。

体のエネルギーをリーディングするとオーラがギザギザとしてとがっていたり 穴が開いていたり、弾力がなかったりと 波動にも大きく影響を与えている場合も少なくありません。

そしてこのオーラの凹みから 邪気は入りやすくなるので 疲れやすくなったり 眠れなくなったり 肩や腰が重たくなったり ネガティブなエネルギーに取りつかれたりして 波動が弱まります。

 

ほらね、だから怒らないようにすればいいんでしょ?と声が聞こえてきそうですが・・・

 

怒らないことの問題は ”怒らない” の扱い方。その方法。

 

怒らない = 怒りを抑え込む

 

これが要注意なのです!!

 

怒らないようにしようと抑え込むことばかりしていると

 

怒りを無くそう ⇒ 抑え込む ⇒ 表面的にはなかったことになる ⇒ 心の中には火種が残っている ⇒ 似たような事象に出会うと怒りとして再び反応が起こる ⇒ しかもはじめよりもそのエネルギーは強くなる

 

こんな厄介な循環が発動してしまうのです。 

なんと・・・ガーン・・・・・・・・

 

 

知っておいてほしい怒りの矛先

怒りのエネルギーが発動するときその矛先は

一つは相手へ そしてもう一方向は自分へと伸びています。

 

怒りを抱えている思いのその裏には、なんで私は近づいたのだろう、なんでできなかったのだろう、なんでかかわったのだろう、なんで頑張ったのだろう、、などなどの

 

『なんで』が張り付いていて

 

その選択をした自分を罰し 体験した自分に怒り さらには怒りを感じていることにさえ罪の意識を感じふがいない自分に怒ったり・・

 

怒りが深ければ深いほど これらのエネルギーが絡み合っています。

 

怒りの手放しメソットで表面的にコントロールして

たとえ相手を許せても

またふつふつと怒りがわいてくるのは 傷ついた自分を自分自身が無視をして 自分に害を与えた人を許そうとしているから 余計に思いは強化されて復活するのです。

 

 

そして心の奥の苦しみはかえって膨らむのです。

 

 

自分は自分に怒っているくらい深い思いを抱えているのに 片側だけを許し手放すのはバランスが取れません。

だから消そうにも体がそうさせないのです。

自分を責める その理由が消えては困るのです。

 

ねこ : 『頑張ってゆるしてるのに・・・💦』

 

毒親育ちの怒り

親を大切に 目上には従順であれ

それは ある意味正しい。

だけど

教科書通りの正しさが適応する場面ばかりでないのがこの世界。

そんな世界で正しきことだけを当てはめて生きることには無理があるというもの。

 

 

正しく生きようとするがゆえ その無理がたたって

否定したい思いや 切り捨てたい思い 相手を尊敬できない自分に対し 心のどこかで 自分を酷い人間だとジャッジして その結果 自己否定の沼にはまるケースも・・・

 

 

 

許したい 許せない 愛している 愛していない 好き 嫌い  逃れたい 逃れられない  表裏一体の感情がバランスを崩して

複雑な怒りと愛が絡み合っているのが毒親育ちの怒りです。

 

なので、正しいことに自分をあてはめることよりも

まずは自分が何に怒っているのか、どれが愛なのかに気付き 怒っていることと愛している事を区別して認めてあげることがとても大切なのです。

そして何よりも重要な事は、乗り越えてきた歴史と、なんとか生きてきた自分を自分自身が褒めること、認めること

これが怒りの解放 ”手放し” をするうえでとても大事なプロセスになるのです。

 

たいていの毒親育ちは 怒る量と泣く量が足りていません

 

泣いても届かず 怒ってもさらなる痛みを味わうことからあみ出された生きるためのコツで 心を鈍麻させ我慢することを覚えます。

そして

我慢の量と比例して涙は内側に溜まっていき 感情を抑え込むクセが定着することで

自分の思いに気が付く感覚が鈍くなってしまうのです。

 

幸せになるためには 笑っていること とか 悪いことは言わない 愚痴は言わない 文句は言わない・・

これらは正しい

 

でも これを実践し幸せの循環を取り戻すためには人それぞれの順序というものがあるのです。

 

 

 

毒親の元で傷ついた心を抱えた人達は その傷が大きいほど 笑顔の仮面をかぶっていたりするもの

 

ペルソナの笑顔が表情に定着している分 心は空っぽになり 鈍い痛みが心の奥に張り付いています。

 

本当の笑顔を取り戻すためには

その痛みに対する怒りを知り癒すことが大切なのです。

 

手放しで大切な事

毒親育ちで 今もつらく苦しい人は

泣いてもいいし 文句も言っていいのです。

 

文句は本人にぶつける必要はありません、 大事なのは本当の思いを吐き出すこと。

 

”涙は止めなくていいのです”

 

カウンセリングの技術には傾聴という技法があります。

この傾聴というのは相槌をうってただ同調することが目的ではなく、相手の本心を引き出させそれを広げ本人が話しながら気が付き、受け止め 自ら癒しのエネルギーを引き出して手ばなすことができるように導く手法です。

 

話すは『離す』です

 

そのくらい 吐き出すことは 心を整えるうえでも 心の成長にも大切な事なのです。

 

自分で自分を癒せる力は誰でも持っています。

 

ただ、それは 本心をじぶんが気が付き手放すという環境がそろわないと発動しません

内側にため込み続けると自分の癒し力は発揮されないのです。

 

 

どんなに相手に対しての怒りの手放しをしても、自分に対して発生した怒りがそのまま残っていると

事象は変わりません。

それどころか

①似たような事象に反応 ⇒ ②息苦しくなる ⇒ ③理性でもってその思考を止めようと努める ⇒ ④エネルギーを消耗する ⇒ ①~④を繰り返す ⇒ オーラが変形する ⇒ オーラのかけに邪気が入りやすくなる ⇒ 体にも反応が現れる ⇒ 自分を責めるエネルギーもますます膨らむ

という厄介な循環が繰り返されます。。 そのたびに強くなるというおまけ付きで・・・

なので怒りに出会ったとき 表面的に許すのではなく

その怒りの根っこにあるものを見つけて、そこにある思いの相手と自分両者に伸びたエネルギーを見極め許していくことがほんとの意味での許しにつながるのです。

 

そしてこれができるようになると 怒りのコントロール 視点を変える

などがうまくできるようになって 怒らない自分へと成長して

常に笑顔、 愚痴を言わない、、などの効果を発揮するのです

 

まとめ

 

陰陽五行では五行完備のカタチが一番健康的で運気もいいとされます

 

怒りも 喜びも 憂いも 悲しみも 恐れも 成長のためとても大切な感情

 

 

欠けたり 多すぎたりのバランスの偏りが問題を生じるだけで

その思いを適切に感じられるということはとても豊かなことであり重要なことなのです。

偏りの問題とて体験の一つ。そこにいい悪いはありません。

 

また、持ち合わせた宿命でも

親との距離感 関わり、性質等の陰陽は人それぞれ。

縁の薄さや濃さの体験は一般的な親子の情に万人が当てはまることはないと教えてくれています。

誰かの物差しでどうか自分を追い詰めたり責めたりしないでくださいね。

 

※ 吐き出しの作業がつらくなる場合は一人で抱えずに カウンセラー又はセラピストを頼ってみてください。

 

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