許したい、許せない。

心理と運命学
許せない事は悪いのか?

 

親を許すことは大切、人を許すことは大切。

 

「親を許すことが成功の秘訣」「人を許すことが幸せの秘訣」

このセリフ、最近は耳にする機会も多いような気がしますが・・

はたしてそれは本当なのでしょうか。

 

そもそも許すとは・・

多分許せることならとっくに許せている。

大昔に兄弟喧嘩をしておもちゃをとられたこと、今でも怒っている人はいないように、

許せたことは沢山あるし、人は許し許されて成長している。

ではなぜ、許さなくてはいけない、、でも許せない、、と苦しむのか。

それは、言うまでもなく、許しがたい思いをしたから。

そう、許しがたい、なのに許そうとしている。

ものすごく自分を傷つけた人、言い換えると、“私”という 人としての尊厳を脅かした人を許そうとしているのです。

 

 

心の衛生上でも、エネルギー的にも、許さないと自分の方が損をするのは本当です。

だから許した方がいいのは紛れもない事実。

でも、そんなことは、みんな魂レベルでわかっている。

だから許そうと頑張る、けどできない・・

人はこの無限ループにはまってしまうことでさらに苦しくなってしまうのです。

 

頭で考えて自分の心をコントロールしようとしているから苦しい

この許さなきゃという体験の心の中を覗いてみると・・

指令① 頭の声:「許せない気持ちを押し殺して!大人になるのよ!ほら、幸せになれないわよ」 ⇒ 心の声:『でも、、』

指令② 頭の声:「四の五の言わず、無条件で許しなさいよ!!」 ⇒ 心の声:『・・・・・・・』

指令③ 頭の声:「相手の立場を考えてあげて」 ⇒ 心の声:『私の立場は??・・・・・・』

指令④ 頭の声:「いつまでも許せなのは修業が足りないのよ!」 ⇒ 結果 私が悪いという世界感となり無意識の自分攻めが始まる。

 

 

こんなスパルタな会話がなされるかどうか、はさておき、心の中ではこれに近い葛藤が繰り広げられている。

これがどういうことかというと、心の中の唯一無二の大親友である自分に全否定されている状況なのです。

現状でも理解者がいないから傷ついているのに、自分自身もまた、“私” を受け止めていないのです!!

 

許す前に必ずやるべきこと

なので、誰かを許す前にまずやるべきことがある。

それは、自分の大親友の思いを聞いて寄り添う事。

どれだけ嫌な思いをし、どんな痛みで、どんなふうに傷ついたか。

これをごまかさずに聞いてあげること。泣いてあげること。

本当にひどい奴だ!!と一緒に怒ってあげる。

感情そのままを感じてあげる。

そうすると、もういいか、、、、いや、もうどうでもいいわ、、どっちでもいいわ、、、、彼ら(彼女ら)なりに生きてるんだ、、、、という気持ちになれる準備が整う

大切なのでもう一度言います、許す準備が整うのです。

 

そして、この許すという事は、相手を好きにならなければいけない事でも、大切にしなければいけないことでない、ということ。

これを一緒にしてしまうと苦しくなる。

許す事とは言い換えるなら、出来事を俯瞰すること。

ひとまずこれだけでいい。

そこに感情は乗せなくていいのです。

 

許したその先の大切なこと

許して自分はどうなりたいのか、

このことを忘れてはいけない。

許すことで自分が幸せにならないと意味がない。

無理やり誰かを許すということは、ただ我慢していることになるので苦しくなるのです。

 

幸せになるためには、頭だけで許すのは逆効果。

 

怒っている許せない自分を許してあげることの方が、毒親を許すことより何倍も大切なのです。

 

脳本来の役割 好き嫌いセンサーの偏桃体

怒りをちゃんと感じてあげるという作業は、脳の偏桃体の働きを正常にしてくれます。

自分を傷つける人との付き合いは自然と距離をとれるのが、偏桃体の危険信号が正常に作動したときの行動。

でも、私を傷つける人でも好きにならないといけないという枠の中で生きていると、この好き嫌いのセンサーが鈍るので、自分にとって危険な人でも受け入れてしまうということが起こってしまうのです。

 

怒りの感情を正確に感じてあげることは、とても大切なのです。

まとめ

何事も、物事には順序というものがある。

月が沈むから、太陽はあがる。

冬が来るから、草木が育つ春はやってくる。

陰と陽の法則があるのが自然な流れ。

許すにも順番がある。

まずは吐き出すことが先、自分の思いを出す方が先。

息は吐かないと吸えないのと同じ。 スペースが空くことで、自然と別の角度から見えるものがある。

この先に許すという領域が待っているのです。

 

吐き出すことから癒しが始まるです。

 

 

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